6-21 <九段の丘> 

   生きるに大切なこと

わたしは、人間は単に生き永らえるのではなく、勝利すると信じます。人間が不滅なのは、生きとし生けるものの中で、人間だけが言葉を持っているからではない。そうではなく、人間は魂が、憐れみを感じ、犠牲的精神を発揮し、忍耐することのできる精神があるからです。人間の過去の栄光であった勇気と、名誉と、誇りと、思いやりと、憐れみと、犠牲的精神を、人に思い出させることによって、人が耐えることの手伝いをするのが作家の任務である。

以上の言葉は、ノ-ベル文学賞を受賞したアメリカの作家W.フォークナーが受賞記念の演説での一節です。さすがです。だからノーベル賞なのでしょう。

生きていくということは、悩むことです。困難に遭遇することです。しかし、その中で自分のことだけでアップアップしているだけではいけないというのでしょう。たとえそういう状況であっても、イヤそうであればこそ、勇気と希望を失わず、隣人への思いやりと憐れみを忘れないで、犠牲的精神を発揮していくことが大切だというのでしょう。そのように隣人への積極的な思いこそが、あなた自身をまことに人らしい意味深い人生へと導いてくれるのです。

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