8-30 <九段の丘>

何が正統なのか

最近「何がキリスト教なのか」「何をもってキリスト教と認めるのか」といった質問を受けることがあります。それについて、A氏の次のような説明を紹介しましょう。

「ごく普通に『キリスト教』と呼ばれている宗教は、旧教(=カトリック、東方正教会など)も新教諸派(=聖公会、ルーテル教会、長老教会といわれるものからペンテコステ、カリスマとよばれるものまで)も、正典としてはただ今日わたしたちが使っている聖書だけを持つ。その範囲とか解釈とか、また聖書と並んで教会の伝統をどのくらい重視するかなどについては若干の相違はあるにしても、みな少なくとも聖書以外の正典はもたない。新しい『教祖』が天啓を受けたと称してその語録などを聖書と別に経典にしてしまうと、当事者たちは依然『キリスト教』を名乗っても、世間が自然に別の通称を与えてしまうことが多い」

信仰を求めて教会へ行こうとする若者たちがたくさんいる。彼らが正しい選択ができるように応援したい。もちろん各人は日本国憲法によって<信教の自由>は保証されている。だから、『キリスト教』以外の宗教を求める人にまで余計なことは言わない。ただ、正統なキリスト教だと誤って信じたり、信じ込まされたりすることに対しては正しい知識を与えてあげる責任と義務を感じる。

正しい教会は、はじめから自らの立場を公にして伝道活動をしている。だまし続けて、ある時点になって初めて正体をあらわすようなことはしない。

『光の子として歩きなさい。光からあらゆる善意と正義と真実とが生じるのです』
(エフェソ5:8-9)

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