9-13 <九段の丘>

おしゃかとおじゃん

何かに失敗したり、壊したりすると「おしゃか」になったと言います。また、すべてが終わってしまうとか、うまくいかなかった時など「おじゃん」になったと言います。
まずおしゃかは「お釈迦さま」のこと。4月8日はお釈迦様の誕生日・花祭りで、ご存知ですよね。むかし江戸の飾り職人がロウケツをするときなど火が強すぎて失敗することがあって、その時職人は「しまった、火が強かったな」と言うところを、江戸っ子ですから<ひ>と<し>の区別がつかない、ここで「しがつよ(つ)かった」、つまり「失敗」となるのです。
もうひとつの「おじゃん」ですが、江戸の華の一つに火事があります火事が遠いときには、半鐘を二つ打ってしらせ(二つ半)、三つ、四つと近づき、ごく近くであれば摺り半といって半鐘を連打して知らせるわけです。やがて、火事が鎮火するとゆっくりと二つ半鐘をうちます。これを「おしめり」とか「おじゃん」とか言ったそうで、そこからすべての終わりをおじゃんと言うようになったということです。火事とケンカが大好きだった江戸っ子にとっては、いかにも侘しい音に聞こえたことでしょう。そういえば、今も消防車はその伝統なのでしょうか、帰りは「おじゃん」を鳴らしながら帰っていきますね。
わたしたちの生活に影響のある、政治がおしゃかにもおじゃんにもなりませんようにと祈ります。このたびの豪雨の被災者の方々の一日も早い復旧を願っています。

 

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