1-3 <九段の丘>

 天のこと 地のこと
「宗教は人間を超えた神の世界、つまり天のことを語っていると考えがちですが、実際は神に語りかけられている人間の世界、つまり地のことを語っているのです。ですから理路整然と天のことを語るたぐいの言葉には注意しましょう。所詮それは神の働きを人間の思弁に閉じ込めただけのことで、魂には係わりがありません。むしろしどろもどろに自分を語るたぐいの言葉に、その人の魂を揺さぶっている神の働きを聞き取りましょう。誤りはないが魂もないような天のことよりも、誤りはあるが魂のある地上のことの方が、遥かに宗教的です。」

 以上は、藤木正三牧師の言葉です。整理して読み直してみましょう。
 ある人たちは天に属すること、すなわち神さまの働きを一から十まで実に見事の説明し尽くします。<講釈師、見てきたようなウソを言い>。限りない神とその働きを限りある人間の言葉で定義し尽くせると思う方が不自然でしょう。

 霊や魂や心の問題をすべて勉強と修行によって何とかできるなら、人類はとうの昔に、これらすべてを解決したことでしょう。そうであるならば、神さまはイエス・キリストを救い主として人類に賜う必要もなかったでしょう。しかし、実際は違ったのです。むしろ、わたしたちの魂の割り切れないモヤモヤとした思いのなかに、キリストは温かい手を直接差し伸べてくださり、助けてくださるのです。

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