4-3 <九段の丘>

まず石を投げ打つ
Cast the first stone.人を非難することの表現。厳密には、自分のことを棚に上げて、人の失敗や罪咎を非難する人に対しての牽制の意味を含んでいる。「あなたたちはとかく立派なことを言っているが、そんなに立派なら立派な順に石を投げたらいいだろう」
「最初の石を投げよ」と直訳できる。新約聖書ヨハネ福音書8章に出てくる「姦淫の女」の記事に由来する言葉。
当時、ある意味で新興宗教の教祖的存在であった(「改革派のリーダー」と言い換えてもよい)キリストに反感を持った既成宗教の、うるさ型のファリサイ派の人々が、キリストを試そうとして、姦通罪で捕らえられた女を連れてきた。キリストが「モーセの言ったとおりにしろ」-と答えたら、「残酷ではないか」と非難しよう、また、「大目に見ろ」-と言うなら、モーセの律法違反だと訴えよう、とあらかじめ相談していたようである。両刃の剣!どちらに転んでも非難を免れない状況に追い込んだ。少なくとも敵対者たちはそう思ったに違いない。
その時のキリストの答えは、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」というものであった。
ところがこの言葉を聴いて、彼らは年長者からはじまって、一人また一人と、立ち去ってしまい、やがて罪の女はキリストと二人だけになってしまった。
キリストは女に言った。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」愛情あふれる赦しの言葉。こお箇所の英語による簡潔な表現がわたしは好きだ。Go, and sin no more.

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です