6-5<九段の丘> 

                            最高のマンネリ
 「ロングラン上演となったミュージカル『ショーガール』の楽屋に来てくれたときに、『マンネリほど最高なものはないんだよ』と言ってくれたのが心に残っています。」
 そうコメントしたのは、木の実ナナさん。映画「ふうてんの寅さん」シリーズの第21作目にマドンナで共演した。「寅さん」こと渥美清さんが亡くなって、すでに19年になります。
 四半世紀にわたって「寅さん」を演じ続けた人の言葉だけに重い。あまりにも慌ただしく、新しさを求め続け、新しさえすればイイような価値観の中で、じっくりと一つのものに取り組み続ける男のこだわりを感じます。
 神学博士であって、ご自分の教会で毎週講壇に立たれた熊野義孝師の説教のことを<金太郎あめ>のようだと評した人がいました。出席者は、途中どこで居眠りをしても、途中で目を覚ますと、ちゃんと説教の内容が分かったといいます。偉大なマンネリ!それでも信者たちは礼拝に出席し続けたのですからスゴイ。
 同じことを続けることに対する抵抗というものがあります。コンナコトヲシテイテ、イイノダロウカ?自分ニハ外ニモットスルコトガアルノデハナイカ?子育てに追われる母親、何十年も親からの老舗の店を守り続ける人、タクシーやバスの運転手、などなど。
 毎朝、聖書を読み、お祈りをすることを、主イエスさまはわたしたちに求めていらっしゃいます。日曜日朝ごとに、教会に出席することは、マンネリです。いつもおもしろく刺激的とは限らないでしょう。しかし、それが神につながる偉大な<最高のマンネリ>なのです。

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