7-24<九段の丘>

                                            掃除機の小石
 掃除機の具合がなんとなく気になり、あちこち調べてみて、びっくりしました。直径2センチほどの小石が、本体入口のところをふさいでいました。その石を取り除き、スイッチを入れてみますと、快適な音がしました。吸い込みも、以前より良いようです。

 この小さな出来事に、わたしは考えさせられてしまいました。タバコをかなり吸う人が、何かのきっかけで止めるならば、深呼吸して考えられないほどの、新鮮な空気を楽しむことができるだろう。本当はこんなに空気がおいしかったんだ、食事はこんなに味わい深いものだ、などと思うのではないだろうか。

 現に、わたしが掃除機を調べるまでは、それが正常だと思って、それで掃除もし、その音が当たり前とおもっていた。同じように、人生には当たり前と思っていたことが、実は当たり前でないことが多くあるに違いない。
 心や魂の問題の場合、今の生き方が自分のすべてであるように思いこんでいる人が多いはずだ。けれども、当たり前と思っていたら、掃除機に詰まっていた小石のように、取り除くべきものがあるなら、それを取り除く勇気が欲しい。

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