10-23<九段の丘>

                            月をながめて(その3)
 「月をながめて」の最終回にしましょう。前回、月見に団子や芋を供えて祝うならわしがあることを話しました。そこで芋からもう一つ、芋と文化のお話をして締めくくりましょう。日本には芋の文化圏と呼ばれるものがあるそうです。それが前回申し上げて「芋」と言ったらどの芋を指すと考えるかで、その文化圏が決められているそうです。
 なぜ文化圏というかというと、もともと文化(culture)という言語は宗教上の儀式、祭儀をあらわすcultというのが語源です。このcultからcultivate(耕す)やculture(文化、教養が出たのおは興味深いことでしょう。また、農業のことをagricultureと書くのも面白いことです。そこでどの芋を耕し育てたかによって、それぞれの文化圏が色分けられるというわけです。
 教養、文化は耕すことと同じであり、大切に育てはぐくんでこそ豊かな実りが得られるのでしょう。それには水をやり、肥料をやり、ある時な忍耐も必要なのでしょう

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