8-13<九段の丘>

                                   新渡戸稲造伝記より
★「主イエスキリストの生涯は短かった。その愛は簡単で、それは実行である」と新渡戸は言った。「渇いている人に一杯の水を与えよ。これが本当のクリスチャンだ。右手のすることを左手に知らせない。隠れてよい行いをする人にならなければならない」
 彼は、キリスト教の儀式や形式に気をとめなかった。ただ神を信じ、心の底から聞こえてくる静かな声に耳を傾け、聖書のことばに従うように、心をさとらせようとした。
★彼はよく言った。
「人は、かならずいつか願いがかなえられる時が来るものだ。いつもそのつもりでおれば必ず成る。キリストは『門をたたきなさい。そうすれば開かれる』と言われたけれど、その通りだよ」
★彼は、生徒に、
「一日に一度は、独りになって瞑想し、内省すること、祈ること」を折にふれて言う程度であった。しかし、これらは、彼の理想とする、
「おのずから身についた信仰がその人格に滲みでて、その人格が人を感化することを理想の宗教教育としたい」ということが、浸透していくことになった。
★日米関係の改善のために渡米した新渡戸に対して、日本の友人が送ってくれたたくさんの聖書のみことばの中で、もっとも深い励ましを受けたのが
「エホバを待ち望む者は、あらたなる力を得ん」(イザヤ40:31)であった。  新共同訳は、「主に望みをおく人は新たな力を得る」

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