8-20<九段の丘>

                                    雲の柱、火の柱
    —海や陸の水蒸気から生まれた雲は、やがて雨や雪となって地表に戻り、地球上の水循環を支えるほか、「昼は日傘のように太陽光を遮って地球の表面が高温になるのを防ぎ、夜は布団のように地表面が低温になるのを防ぐことで、太陽がもたらす熱のバランスを保っている」という。
以上はビッグイッシュー314号(2017.7.1)の特集『夏、雲をつかめ』の
雲研究者の荒木健太郎さんが語った一部です。

   以前、神学校の旧約学の教授にした質問は以下の通りです。—出エジプトの逃避行で、イスラエルを守り導いた雲の柱、火の柱はただの目印以上のものではなかったか。つまり、日中、太陽が照り付けるときには、日陰の役割を果たし、夜は人々を寒さから守るような電気コタツのヒーターのような役割はなかったのか?
   「そんなものは全く考えられない」というのがその学者の解答で、それ以上わたしのロマンチックな解釈を語ることはできなかった。
   確かに、字ずら的にはそうなのだろう。だが、そこに信仰的な解釈を加えるならば、わたしの期待に応えるものとならないか?別の箇所にはしかしながら、先ず幕屋の入り口に雲の柱が現れてのち、主その中に降り、モーセたちに親しく語りかけられている(民数12:5)。
   主はときに<雲の柱・火の柱のなかに臨在し>親しく民に接してくださったことを考えるのは、それほど無理なことではないだろう。そしてその中にわたしの希望的観察も含まれてもいいのではないか。

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