九段教会コラム

このコーナーでは、教会からのコラムや行事等についての記事を投稿します。(不定期更新)


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11-13<九段の丘> 

2016年11月14日

  感謝のバトンリレー
 「ララ物資展」が、九段下交差点横にある昭和館で開催中です。12月25日までの特別展示です。関心をもってお出かけください。改めて、70年前のアメリカ、カナダのキリスト者たちの援助を思います。おかげで、戦後日本人の餓死者は一人もいなかったと、報告されています。陰には、戦前日本を愛し、日本のために尽くしてくださった宣教師たちの故国での存在を忘れることはできません。CCF(クリスチャン・チルドレンズ・ファンド゙)として知られた、日本への支援は具体的な形で始まりました。それが、町田のバット博士記念ホームになり、玉川保育専門学校(現・和泉短期大学)となり、チャイルドファンドジャパンとなったのです。
 昨日、町田でバット博士記念ホーム創立60周年記念式典が行われ関係者が集いました。韓国のCCF,台湾のCCFからも多数駆けつけてくださり、またその初期から関係なさった方々も参加され、大変歴史的にも実りある会となりました。
 CCFのそれぞれの枝が、特に子供たちのために良き働きができるよう祈るばかりです。
振り返って、宣教師たちの貴いお働きと共に、彼らの背後にある平凡なクリスチャンたち1ドル、また1ドルと、日々の生活を切り詰めて捧げて下さった献金が、わたしたちへの学校給食になったことは、忘れてはならないことであり、豊かに与えられたわたしたちが、今度はより貧しい人々に分かち合うものでありたい。そう、考えさせられました。


11-6<九段の丘>

2016年11月05日

ネパールに思う
これと言った産業のない、だから貧しいと言われるネパール。エアポートにはヒマラヤでのトレッキングを楽しむために来た外国人たちでごった返す。それも外貨を稼ぐ貴重な産業だ。ただ、ネパールはほんとに貧しいのだろうか、とふと考えてしまう。どこまでも続く、広大な緑の大地の上を飛ぶ。カトマンズから飛び立ったエアバスからの雄大な光景!
温暖化のことを地球レベルで考える時、ヒマラヤやアマゾンの大自然の豊かさを思う。先進国は、そこに住む人たちに、乱開発をしないように頼み、その分の経済的な見返りを差し出すべきではないかとさえ真剣に思う。
だからといって、何から何まで今のままでいいなどと言っているのではない。適切なインフラ整備は必要だろう。ただ、人間の欲望は果てしなく、また今の欧米日本など先進国といわれる国々のありかたが、完璧で、かれらの目指す理想だとは到底思えない。
知恵が求められる。
地球家族が共に幸せになる考え方が望まれる。


10-30<九段の丘>

2016年10月30日

                                        ネパール
 タイで乗り継いで計10時間で、ネパールの首都カトマンズに着く。ごった返す車と人々の無秩序な群れに圧倒される。日本と違うが、活気にあふれる。
 チャイルドファンドジャパンのネパール事務所を開設して久しくなる。自前の事務所を構える全責任を負う活動拠点だ。現地に住んで久しい田中真理子さんが所長を務めてくれる。大地震はネパールへの緊急支援を促し、通常支援の充実へと向かうことなるきっかけとなった。
 2つの郡に3つの現地NGO法人協力のもとこどもの支援を行ってきた。フィリピンとの違いは、こどもたちの住まいが広大な地域に点在しているので、マンツーマンの対応がほとんど無理なので、学校中心の支援を行うという方式をとる。公立学校の協力をいただく。
 今回は前期と後期のはざまの国民の祝日に重なったため、学校活動を直接見ることはできず、こちらから各家庭を手分けして回り、チャイルドとその家族に会うことができた。学校から急な斜面の凸凹な道を30分かけて徒歩で訪ねたが、それでも近い方で、片道1~2時間かけて登校してくるのは当たり前ということだった。
 自己満足にならず支援し、彼らをサポートし自立の成功事例を聞くたびに活動の喜びを味わっている。

10-23<九段の丘>

2016年10月27日

                            月をながめて(その3)
 「月をながめて」の最終回にしましょう。前回、月見に団子や芋を供えて祝うならわしがあることを話しました。そこで芋からもう一つ、芋と文化のお話をして締めくくりましょう。日本には芋の文化圏と呼ばれるものがあるそうです。それが前回申し上げて「芋」と言ったらどの芋を指すと考えるかで、その文化圏が決められているそうです。
 なぜ文化圏というかというと、もともと文化(culture)という言語は宗教上の儀式、祭儀をあらわすcultというのが語源です。このcultからcultivate(耕す)やculture(文化、教養が出たのおは興味深いことでしょう。また、農業のことをagricultureと書くのも面白いことです。そこでどの芋を耕し育てたかによって、それぞれの文化圏が色分けられるというわけです。
 教養、文化は耕すことと同じであり、大切に育てはぐくんでこそ豊かな実りが得られるのでしょう。それには水をやり、肥料をやり、ある時な忍耐も必要なのでしょう

10-9<九段の丘>

2016年10月09日

                                   月を眺めて(1)
 中秋の名月とは、陰暦の8月15日のこと。まだまだ月がきれいに見える秋が続きます。どういうわけか、日本人は星や太陽よりも月を愛(め)でる習慣があります。万葉集にも百人一首にも月を詠んだものが多いですし、童謡、民謡、流行歌にも月が取り上げられることが多いようです。
 地球から月まで38万キロ、この距離を光はなんと1.27秒でやってきます。でもそんな科学的な月の見方だと夢が消えてしまいそうです。満月にもう少しの月を「十三夜」。欠けるところのないまん丸の月を「十五夜」と呼びます。何とも言えない呼び方です。やがて「十六夜(イザヨイ)」になり、月の出が少し遅くなりますから、それを待つ気持ちがよく表されえている言葉が続きます。十七夜は「立ち待ち」、十八夜は「居待ち」、そして十九夜は「寝待ち」と言います。月の出がだんだん遅くなる様子がよくわかります。
秋の夜長、テレビを消して、外に出て、もう一度月を眺めるゆとりが欲しいですね。あしたは、また、朝から、また忙しい一日が始まるのですから。