私たちのあらゆる罪の根源には、父なる神様から離れている人間の悲惨な現実があります。しかも、「罪が支払う報酬は死です」(ローマ6:23)。と聖書は宣言しています。人間は、自分で蒔いた種、すなわち罪の総決算である死を刈り取らなければなりません。罪の行く手には虚無の暗闇、絶望と無力の死が待ち構えています。誰もこの死から逃れることは出来ません。聖書は「正しい者はいない。一人もいない」(ローマ3:10)。と語ります。すべての人間が罪人であり、死の力に支配されていることを告げています。
ですからどんなに優れた善人や道徳家、そして宗教家であっても罪人であり、死を免れることは出来ません。すべての人間は罪人ですから、人間が人間を救うことが出来ません。そのような人間の世界に神様は、罪の無い神のひとり子を、罪と死からの救い主としてこの世にお遣わしになりました。それが主イエス・キリストです。