主イエスがされた最初の説教は、「悔い改めよ。天の国は近づいた」(マタイ4:17)でした。主イエスは、愛と憐れみに満ちた心で来られました。そして、ご自身の愛を示す前に、悔い改めなさいと言われました。ある日、人々は主イエスに、礼拝中にローマ人(彼らの国を支配していた)によって、殺されたガリラヤ人について話しました。塔が倒れるという事故で死んだ人たちもいました。主イエスは、聞いている人たちに、「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる」(ルカ13:2-3)。と言われました。言い換えるならば、主イエスは、人が暴力や事故、あるいは自然的な理由で死んだとしても、彼らが神様に立ち帰り、罪を悔い改めるまでは、その行先は変わらないと言っておられるのです。