ある人は、自分がクリスチャンになった瞬間を覚えていません。けれども、確かにある瞬間に、その人の人生をキリストにお渡ししました。クリスチャンの家庭に育った人の多くは、自らの回心についての瞬間に気付いていません。学者の中にも、二種類の回心があると言う人もいます。一方は激しい罪の自覚と共に始まり、もう一方は自分が不完全であり、霊的な生命を必要としていることの実感と共に始まるというのです。
回心には三つのことが含まれます。神様に従わない以前の生活を離れる悔い改めと、神様に立ち帰る信仰、そして神様が私たちを肉的、霊的に変えてくださる行動としての新生です。
第一に、真の回心は全人格、あなたの思い、あなたの心(感情や愛情)、そしてあなたの意志を含むものです。あなたは思いだけでキリストを信じることが出来ますでしょうか。聖書に書いてあるキリストについて、すべてを受け入れることが出来ますでしょうか。これが出来なければあなたの頭にある知識は心からの約束にはなりません。従ってまだ回心したとは言えません。(つづく)