私たちは、死をタブー視してしまう傾向にあります。誰もが死に向かって歩むのに、死そのものに向き合おうとしない傾向にあります。しかし、死と向き合い死を見つめることなしに、より良く生きることはできません。「死生学」という学びは、死を学び、よりよく生きることを目的とした学問です。自らの人生に限りがあることを覚え、今日の一日が、神様から与えられた一日として大切に生きて行くことを決心するのです。しかし、問題はどのように死と向き合うかです。私たちの死と向き合うことのできない理由は、死そのものが恐ろしいという観念があるからです。私たちは、まともに死と向き合うならば、死の不気味さ、恐ろしさに吞み込まれてしまうからでしょう。では、どのように死と向き合って生きて行ったらよいのでしょうか。それは「主イエス・キリスト」を通してです。主イエスを通してしか、死とまともに向き合うことができないし、死の真の意味をとらえることができません。