主イエス・キリストは十字架上で死なれて、三日目に復活されました。この主イエスの復活は死に勝利されたことを意味しています、聖書はこのことを私たちに告げる書物なのです。パウロはこう言います。「最後の敵として、死が滅ぼされます」(Ⅰ コリント 15:26)。すなわち、主イエスの勝利によって与えられた光によって私たちの人生が照らされるのです。
罪は、「死のとげ」と言われます。とげが指先に刺さると痛みが走ります。小さなとげでも抜かなければいつまでも激痛を受けて、眠りさえおぼつかなくなります。そこから化膿して死をもたらすこともあります。同様に罪は私たちの体を刺す「死のとげ」です、罪というとげを放置すると死を招きます。しかし、主イエスが復活したことによって、罪という「死のとげ」を抜き取ってくださいました。ですから、私たちは罪の罰として「死のとげ」が刺さったまま死を迎えるのではなく、罪がもたらす「死のとげ」を取り除かれた別の死を死ぬことになります。つまり死のかなたにある主イエスによる新しい命によって、永遠の命が供えられているのです。